PDCAサイクルをモチーフにしたロゴ制作事例

今回ご紹介するのは、介護・福祉分野の企業「act.PLS」様のロゴ制作事例です。

ご依頼時のヒアリングでは、社名にも含まれる 「A」と「+(プラス)」をモチーフにしたロゴ にしたいというご要望がありました。

また、シンプルで覚えやすいデザインにしたいこと、カラーには緑とオレンジを使用したいというお話も伺いました。

企業の姿勢を表すロゴにするため、単にシンプルなマークを作るのではなく、「成長」「循環」「改善」といった意味を持つシンボルとして設計することを意識しました。

クライアントからの修正要望

初稿の提案後、クライアント様から次のような方向性についてご相談がありました。

福祉業界では人の形をモチーフにしたロゴが多く見られますが、そうした 「人型モチーフ」はあまり好みではないとのことでした。

その代わり、企業が成長していくイメージとして螺旋や循環のような構造を取り入れたい というお話がありました。

特に印象的だったのは、PDCAサイクルという考え方をロゴに反映したいという点です。

この考え方は企業の姿勢そのものでもあるため、ロゴのコンセプトとして重要な要素となりました。

PDCAサイクルをモチーフにしたロゴ設計

こうしたヒアリング内容をもとに、ロゴマークはPDCAサイクルを表す円形構造をベースに設計しました。

企業が成長していく過程では

・PLAN
・DO
・CHECK
・ACT

という改善の循環が繰り返されます。

この流れを視覚的に表現するため、外側の円を4つのパーツに分割しています。

さらにパーツの切れ目を矢印のような形にすることで、改善を繰り返しながら前進していく企業の動きを表現しました。

単なる円形ではなく、「循環の方向」が感じられる形状にすることで、企業の成長プロセスをロゴとして表しています。

中央に配置した「A+」の意味

ロゴの中央にはA+(エープラス) を配置しています。

これは社名にも含まれている 「A」 と、価値を加えていく Plus の意味を組み合わせたものです。

企業が行動(act)することで新しい価値を生み出し、それを改善しながら成長していく。

つまり、行動(Act)+価値の追加(Plus)という企業の姿勢を、シンボルとして表しています。

外側のPDCA構造と中央のA+を組み合わせることで、行動 → 改善 → 成長という企業のサイクルをロゴとして構成しました。

構造と運用を考えたロゴ設計

今回のロゴでは、PDCAサイクルの循環構造を直感的に理解できるよう、外側の円を色分けしています。

円形のシンボルは本来、1色でも成立する形状ですが、PDCAの4つの要素を視覚的に読み取りやすくするため、あえて複数の色を使用しました。

これにより、循環の流れやパーツ同士の関係、構造の意味を一目で理解できるようになっています。

また、企業ロゴはWEBだけで使用されるものではありません。

実際の現場では、名刺や看板、社用車、ユニフォームなど、さまざまな媒体で使用されます。

そのため今回のロゴは、カラーでは複数の色を使用しながらも、形状としては1色でも成立する構造で設計しています。

こうすることで、看板や印刷物など異なる媒体でもロゴの印象を崩さず使用することができます。

まとめ|目指したのは「成長を象徴するロゴ」

今回のロゴ制作では、A+(企業の価値)、PDCAサイクル(改善と成長)、そして循環する円構造という3つの要素を組み合わせて設計しました。

これらの要素を一つのシンボルとしてまとめることで、企業が改善を重ねながら成長していく姿をロゴマークとして表現しています。

ロゴ制作では、単に見た目のデザインを整えるだけではなく、クライアントの考え方や企業理念を丁寧にヒアリングし、それを形に落とし込むことが重要なプロセスになります。

今回の事例が、企業ロゴを検討する際の参考になれば幸いです。