川口市には、製造業・建設業・設備工事業・金属加工業など、実業系の会社が多く存在します。
こうした企業では、ロゴはWebサイトだけでなく看板・車両・作業着など、さまざまな場所で使用されます。
このとき問題になるのが「画面で見ていた色と、実際の仕上がりの色が違う」というトラブルです。
これを防ぐためには、ロゴ制作の段階でRGB・CMYK・DICという3つの色の仕組みを理解しておくことが重要です。
RGB:モニター専用の「光」の色
RGBは、R(赤)・G(緑)・B(青)の「光の三原色」を組み合わせて表現されます。
Webサイト
SNS
などのデジタルデバイスです。
RGBは光で色を作るため、蛍光色のような 非常に鮮やかな色を表現できます。
CMYK:印刷物のための「インク」の色
一方、チラシや名刺などの印刷で使われるのがCMYKです。
CMYKは、C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)という 4色のインクを混ぜて色を作ります。
名刺
カタログ
チラシ
などの紙媒体です。
CMYKはインクを重ねて色を作るため、RGBに比べて表現できる色の範囲(色域)が狭くなります。
RGBは光を重ねて色を表現しますが、CMYKはインクを混ぜて色を作ります。
そのため、画面では鮮やかに見える色でも、印刷では同じ色が再現できないことがあります。
例えば、モニターでは鮮やかに見える青も、少しくすんだ色になることがあります。

なぜ、川口の実業系企業ではDICが重要なのか
例えば、会社の看板や社用車にロゴを使用する場合です。
パソコンやスマートフォンの画面ではRGBの鮮やかな青に見えていても、看板や社用車などの現場では同じ色が再現できないことがあります。
これは、塗装やカッティングシートなどの素材で色を再現するためです。
現場では、こうした色のズレを防ぐためにDICカラーの近似色を基準に色を指定することがよくあります。
DICカラーとは、印刷インクメーカーであるDIC株式会社が発行している色見本帳「DICカラーガイド」に基づく色の基準です。
色は「DIC○○番」のように番号で指定できるため、印刷会社や看板業者など異なる現場でも同じ色を再現しやすくなります。
また、印刷業界ではPANTONE(パントン)という色見本もありますが、日本ではDICカラーが基準として使われるケースが多いです。
ロゴ制作の段階でDICカラーを基準に色設計をしておくと、看板や車両など実際の現場での再現性が高くなります。
当方では納品時に、こうした色指定を整理したカラーガイドをお渡ししています。

失敗しないためのロゴ運用ルール
ロゴを長く、美しく運用するためには次の設計思想が重要です。
DIC(特色)から逆算して色を決める
という順番です。
この方法にするとさまざまな媒体で色のズレを最小限に抑えることができます。
1色(モノクロ)でも成立するロゴにする
ロゴは、箔押し・ヘルメットプリント・作業着刺繍など、1色で使われるケースも多くあります。
そのため、グラデーションに頼りすぎない白抜きでも形が分かるといった再現性の高い設計が重要です。
特に川口のような実業の現場では1色でも成立するロゴが非常に使いやすくなります。
まとめ|川口の企業こそロゴの色設計が重要
ロゴは一度作ると数年、数十年と使い続ける企業の資産 です。
そのため、RGBだけで色を決めるのではなく、CMYKやDICなど実際の使用環境を考えた色設計が重要になります。
特に看板・車両・作業着などでロゴを使用する場合は、DICカラーを基準にした色設計を行うことでさまざまな媒体で再現しやすくなります。

