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MCU版スパイダーマンの特徴を考察してみました!!

ネタバレ含みますので、ご注意ください。

今回のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)版は、スパイダーマンの目が動いたり、ウェブシューターを自由自在に使って操作する感じやヒーローなのにどこかおっちょこちょいな所も、人情味があって私は好きです。

まだ完成されていない未熟なヒーローの成長物語として、恋愛要素も織り交ぜながら、とてもうまくまとまっていると思う。

これまでの『スパイダーマン』シリーズの根底にあった陰の部分がなく、ダークなイメージは微塵もない。

自分の能力を活かして、活躍することを目指す少年の姿が描かれている。

そんなピーターを陰ながら支えるのがアイアンマンのトニー・スターク。

自己中心的で、人に指導をすることが不向きな彼にあえて、その役回りをさせるアイデアはとてもうまいですね。

原作が本来持っている「ピーターパーカー」を見たいのなら、MCU版の『スパイダーマン』がおススメです。

なぜ、アメイジング・スパイダーマンは3はやらなかったのか?

MCU版の『ホームカミング』を観て、初見の人はまず、なんでアメイジング・スパイダーマンは3をやらずにいきなり、『ホームカミング』なのかと疑問に思うはず。

結論からいいますと、アメイジング版は『スパイダーマン2』で制作が打ち切りとなり、それ以降のストーリーは描かれることはない状況です。

これにはちょっと複雑な大人の事情が絡んできます。

ソニーは『アメイジング・スパイダーマン3』を2016年6月10日公開予定とすでに発表しており、企画は『アメイジング・スパイダーマン4』まで進んでいました。

主演のアンドリュー・ガーフィールドと監督のマーク・ウェブも3作目の契約を交わしていたので、間違いなく制作されるはずだった。

しかし、『アメイジング・スパイダーマン2』の公開がされてみると、全世界の興行収入が7億90万ドルと決して悲観するような数字ではないのですが、アメリカ国内の興行収入が2億285万ドルと手応えがなかった。

そこで、ソニーが当初目論んでいた数字に達していないことから、採算が合わないと判断してシリーズの継続を中止しました。

その後、『スパイダーマン』の制作権利をめぐってソニーとマーベルが協議した結果、スパイダーマンがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参加することが決まりました。

でも、スパイダーマンの映画化権は依然としてソニーが持っており、あくまでもMCUに貸し出すという形となっています。

そのため『アメイジング・スパイダーマン』シリーズとは、一切関係のない新たなスパイダーマンとして誕生させたわけです。

また、スパイダーマンというのは「悩める若者を代弁したヒーロー」という位置づけがあります。

アンドリュー・ガーフィールドは『アメイジング・スパイダーマン2』の時点で31歳と大学生を演じ続けるには難しく、アベンジャーズシリーズに絡んでいくと更に年齢を重ね、スパイダーマンの世界観が崩れると判断され、主役を交代したと言われています。

MCU版におけるスパイダーマンとは?

念願がかなって、MCUに加入したスパイダーマン。

これまでのシリーズと違い、良くも悪くもスパイダーマンになる過程は描かれていません。

スパイダーマンを知っていれば、特に気にすることなく観ることは可能だけど、まったくわかっていない状況だと、違和感を感じるかもしれません。

極端なはなし、スパイダーマンが糸出す以外は、クモによって得た特殊能力だと知っていればOKです。

『ホームカミング』におけるMCUの時系列は、『シビルウォー』でピーターがスパイダーマンとして活動していたところをYouTubeでトニー(アイアンマン)がみつけて、アベンジャーズに参加させた後の話になります。

まだ精神的に幼さがあり、危ういところからトニーの監視のもとによって、成長していく物語です。

正直いって、3度目のスパイダーマンなので、ダレるかと心配したけど、全体的に明るい雰囲気で、新しいスパイダーマンとして受け入れることができた。

個人的には、ピンでやるとどうしても、マンネリに陥ってしまうので、アベンジャーズの話と絡めたことは正解だった。

マーベル色が強すぎるといった批判的な意見もあって、好き嫌いがハッキリと分かれているが、自分は高評価とさせていただきます。

スパイダーマンの糸は元々ウェブシューターであった

原作のコミックではもともと、スパイダーマンの糸はウェブシューターでした。

2002年に制作された「スパイダーマン」で監督を務めたサム・ライミが、「高校生が実際にウェブシューターのような高等技術を開発することは難しい」という判断から、遺伝子によって手首から糸が出る設定に変更したとのこと。

コミックスでも、映画と同じく、体内から糸が出る設定を2005年に取り入れましたが、2008年には、また、ウェブシューターで糸を出す設定に戻っています。

『アメイジング・スパイダーマン』では、原作と同じウェブシューターになっていますね。

『キャプテンアメリカ・シビルウォー』から、アベンジャーズのメンバーに加わって、新たなスパイダーマンとして、主役もアンドリュー・ガーフィールドからトム・ホランドに交代し仕切り直しをしました。

『ホームカミング』の本編で、スパイダーマンの誕生についての細かい説明はあえてしていない。

ピーターが偶然スパイダーマンの正体が友人にバレてしまい、クモに噛まれたことで能力を得たと説明しているだけです。

スパイダーマンになるまでの経緯は、すでに知っているという前提で作られている映画なので、過去のシリーズのように作中での直接描写がないというだけです。

スパイダーマンスーツが男心をくすぐる

装い新たとなったMCU版『スパイダーマン』の見どころの1つに、トニー・スタークからもらったスパイダーマンスーツです。

アイアンマンのパワードスーツと同じく、AIシステムが搭載されている。

アイアンマンのパワードスーツよりも機能が優れていて、何あれ?凄すぎって感じで興奮しました。

例えば、胸に付いているクモが追跡機能を果たしたり、記憶が履歴されてデータとなっていたりと男心をくすぐりワクワクします。

今回のスーツはどちらかというとメカに準ずる色合いが強いが、過去のデザインからずれないよう考えられているのが好感が持てる。

特にウェブシューターを放つブレスレットは、東映版のスパイダーマンを彷彿とさせ感激。

ヒーローの成長ドラマ

『スパイダーマン』の映画はこれまで6作制作されてきて、その中で基本設定が確立されている。

いい意味で少し踏み外したのが、MCU版のスパイダーマンです。

他の作品と比較すると、カッコいいアクションは少し抑えた感じ。

まず、今回のピーターは幼く無鉄砲で、すぐ感情的になりやすい。

そのため、後先を考えずに暴走してしまい、スタークにスーツを取り上げられてしまう。

彼なりに、もがき苦しんで葛藤し、スーツに頼らずに、自分の力でやることの重要性に気づく。

ピーターが困難に立ち向かい乗り越えていく姿は、ヒーローとしての成長が上手く作用しており、これがこの映画のテーマだと思う。

この青臭く感じるところが、親近感がわいて、感情移入できる部分でもあります。

何の苦労もなく、簡単に力を手に入れてしまうと人は「ダメになってしまう!」ということ。

さりげなく、人間の本来あるべき姿を示していて、勇気を貰いました。

まとめ

これまでの『スパイダーマン』は、変身する主人公の人間味と、現実社会をモチーフにしているリアルさが『スパイダーマン』にはあるのかなと思っています。

本来のスパイダーマンというキャラは、身近な存在で、ローカル的な雰囲気のあるヒーローとして、マーベルの原作コミックスでは描かれていた。

主人公のピーターは、ある日突然、蜘蛛に噛まれ能力を身につける。

まだ少年なので、恋の悩みなどと同時に、偶然に大いなる力を手に入れたことによって、責任が伴うという、責務を独りで背負い、常に孤独で、もがき苦しみ葛藤するといった悩めるヒーロー。

戦闘シーンにおいても、悪党を倒す為とは言え、後先を考えずに周囲を破壊して、巻き添えを食らって死ぬ人も出るだろうと懸念される。

そもそも、そんな破壊行為をするスーパーヒーローって、本当に必要なのか?

または、悪党と同じように、市民を脅かす危険な存在なんじゃないか?

いくら正義の味方だと言っていても、人間離れした能力を持つ人物が、自由に飛び回っているなんてことは、冷静に考えて、かなりヤバいだろ?って考え方です。

ストーリーにリアリティを持たせる為に、マーベルヒーロー物に共通したテーマなので、これまでの制作された『スパイダーマン』とは違っています。

そのことから、好き嫌いがハッキリとわかれるけど、私は好きですね。

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