『青い体験』は、70年代イタリアで流行したお色気コメディに属する作品です。
簡単にいうと、要は少年の初体験ものの元祖的なことでも有名。
日本では、80年代から90年代にかけて、思春期の男子中高生を中心に絶大な人気を誇った。ゴールデン洋画劇場、木曜洋画劇場といった映画劇場の他、深夜枠で繰り返し再放送がされていた。
親の目を盗んで、音を小さくしてバレないようにテレビをつけて鑑賞したり、ビデオ録画してお世話になった人も多いと思う。
でも、時代の変化に伴って、2000年代を境に、地上波での再放送は皆無となってしまった。
そんな『青い体験』の動画配信サービスと感想をご紹介します。
『青い体験』が観れる動画配信サービス
『青い体験』をとにかくすぐに観たい!!
そんなあなたにおススメしたいのが、動画配信サービスです。
しかし、動画配信サービスには興味があるんだけど、どれも似通っていて区別がつかない。
いざ申し込もうとしても、付加価値がわかりづらいので、自分でわざわざ調べるのも面倒くさい。
他にもやることがあることから、どうしても後回しになってしまう。
私も動画配信サービスを決めるにあたり、色々調べるのが面倒で放置していた経験があるのでよくわかります。
映画好きなあなたであれば、配信本数が100,000本以上と競合他社と比較してもトップレベルであるU-NEXTを選択すればまず問題ないです。
でも、どんなサービスにもいえることですが、まず、実際に利用してみないと判断ってできませんよね。
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もちろん31日間はお試し期間になるので、料金は発生しません。
また、無料トライアルに申し込むと、映画はもちろんマンガを見るのにも使える600円分のポイントがもらえるので、試さない方がもったいないくらいです。
メリット
- 31日間は見放題作品が視聴できる
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31日間の無料トライアルを利用する際に、絶対に覚えておきたい注意点が以下になります。
注意点
- クレジットカード決済のため支払い情報が必要
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U-NEXTは日割り計算をしていないため、月末に申し込んだ場合、お試し期間で辞めたいと思っても解約日を忘れてしまうと1ヶ月利用したとみなされて料金が発生してしまいます。
例えば、4月30日に申し込んだ場合、5月30日までが31日間の無料トライアル期間です。
5月31日の1日分だけが、1ヶ月利用したとみなされてしまうので注意が必要です。
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『青い体験』を観た感想
シチュエーションが秀逸です
好きな女性に対して、意地悪をして自分に振り向いてほしいという少年にありがちなおもいを『青い体験』というタイトルは上手く言い表したタイトルですよね。
ストーリーは、母親を亡くし、憔悴しきった男所帯の一家に突如家政婦として現れ、そんな懇親的に身の回りの世話をするアンジェラに、家族は好意を寄せます。
父親が彼女に惚れ込んで、求婚をしたことによって、アンジェラに恋愛感情を抱いていた次男のニーノは、嫉妬にも似た感情を抱き始める。
父親に好きな女性が奪われてしまうという嫉妬からニーノは、アンジェラに執拗にちょっかいを仕掛けるわけなんだけど、素直に自分の感情を表現することができずに、嫌がらせをして興味を引かせることしか、アプローチができないという童貞男の心情が秀逸です。
例えば、まだ女性経験のないニーノが、アンジェラのスカートのなかを覗きたいばかりに、脚立に登って本をとってくれと頼むシーンにドキまぎしたもの。
本棚から、「これ?」「ちがう」「それともこれ?」「いやその右のやつ」といったやり取りが続きアンジェラが「これでしょ」と怒りを滲ませた表情でスカートをたくし上げる。
バツが悪そうに目を伏せ立ち去っていく寂しそうなニーノ。
また、アンジェラがニーノの部屋のごみを拾ってる最中に、わざと紙屑を捨てていく場面。
本作は、お色気コメディにあたることから、思春期で性欲が旺盛なニーノが、アンジェラにセクハラ的な行為をしたりと行動がエスカレートしていくわけだけど、その描写が、ただイヤらしいというのではなくて、甘美な羞恥心というか恥じらいを感じさせるものがある。
やはり、このようなジャンルは、シチュエーションさえしっかり作り込んでいれば、露骨なシーンがなくとも、エロティックな雰囲気が充分堪能することが可能なことがわかる。
エロスと気品のバランスが上手く噛み合っていて、この感覚はラテン系のイタリア映画だからかな~と感じた。
『青い体験』はラウラ・アントネッリにつきます
この『青い体験』は、やはりラウラ・アントネッリの存在なしには、まず、成り立たなかったのではないかと改めて感じる。
彼女の美しさ、エロさはホントに素晴らしかった。
特に、クライマックスの見せ場となる暗闇の中、全裸になったアンジェラをニーノが懐中電灯をチカチカ照らしながら室内を追うシーンは、音楽も強引に盛り上げているので、個人的に好きです。
そして、雷鳴の中、ニーノが童貞喪失するところはとても印象的で、ラウラ・アントネッリにゾクゾクさせられた。
当時、この手の映画が大量に作られた。
いわゆる大人の女性に恋焦がれる少年の初体験もの。
この『青い体験』の他に『青い経験』、『課外授業』、『個人授業』とか、ほとんど区別がつかず、正直なところ、どれも大差がない。
また、本作では、ニーノを演じたアレッサンドロ・モモの存在も大きい。
誰もが体験する性に目覚めた少年の複雑な心情をリアルに表現した。
当時間違いなく、世界中の少年たちが憧れた役どころを演じた彼ではありますが、「青い体験」公開がされた翌年に17歳という若さで、バイク事故によって亡くなってしまいます。
『青い体験』での香り立つような官能的演技で、世界の青少年たちをドキドキさせたイタリアの女優ラウラ・アントネッリさんが73歳でご逝去されました。死因は心臓発作と発表されているようです。謹んで哀悼の意を表します。青春よ永遠に・・・。 pic.twitter.com/qv9jr0CeDN
— 角川映画 DVD (@kadokawa_DVD) 2015年6月23日
まとめ
初めて『青い体験』を観たのが、中学であったということもあり、甘酸っぱい記憶が、本作を観るたびに甦る。
このような性に目覚める年頃の姿を描いた作品は、若い頃に観たイメージが鮮明に残っているものですね。
『青い体験』は、低俗なエロ映画ではないです。
それは、エッチな妄想を抱く思春期の少年特有の心情を非常にリアルに描いているからです。誰もが共通して体験するものだからこそ、多くの少年たちのハートを掴んだのだと思う。
当時は、観てはいけないものをのぞき観るような、罪悪感を覚えながらも、誘惑には勝てずに観たものです。
私と同じような体験をした人も多いのでは?
そんな『青い体験』は、有名であったのにDVD化が長年されないでいたので、昔パッケージ化されたVHS版が、プレミア価格となって、オークションで売られていました。
ただ、サクッと観たいだけなのに、VHSのビデオテープに対して、1万円出すのに躊躇したものです。
そんな、再観賞することが、難しいと諦めていた中、ようやく、2014年にDVDとBlu-rayが販売されました。
最高画質で鑑賞できるのは、夢のようですね。