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映画『ワルキューレ』ヒトラー暗殺を描いた傑作です

ヒトラー暗殺計画があったことは知っていたけど、この『ワルキューレ』を観て、成功の一歩手前までいたことに驚きました。

歴史のエピソードを映画やドラマで再現する場合、結末を既に知っているという条件があります。

でも、登場人物たちは、その結末を知らないまま行動しています。

観ている側は、わかってはいるけど画面に引っ張られるように登場人物に感情移入します。

そのうえで、最後はわかっている通りの結末を迎えますが、その時、捉え方が変わってくる。

失敗し続けたヒトラー暗殺計画。

映画のセリフにもあるように「ドイツ人はヒトラーだけじゃない」ということを歴史に示すことはできたと思います。

神は何でこの計画を失敗に終わらせたのか。

ここで新たに思い浮かんだ歴史の『IF』です。

あらすじ

1943年3月、ドイツはあらゆる戦線において敗北を続け、敗色は火を見るよりも明らかだった。

その当時のドイツはヒトラーがカリスマ的指導力で国を導いていた時代。

だが、そんなヒトラー政権にも陰りが見え始めていた。

ただ、ヒトラーだけは、基本的に最後の勝利に向けて戦争を続けようと考えている。

ドイツ国防軍のヒトラーの反対勢力にあたるトレスコウ将軍(ケネス・ブラナー)は前線視察に顔を出したヒトラーの暗殺を企てるが、爆弾の不具合によって失敗に終わる。

ベルリンに戻ったトレスコウは爆弾の回収をうまくやるが、同志のオルブリヒト将軍(ビル・ナイ)から、中心メンバーであったオスター大佐がゲシュタポによって逮捕され、後任の人選にあたる。

この攻撃により、シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は左目・右手・左手の薬指と小指を失う重ダメージを受けた。

どうにか命をとりとめることはできたが、ある決意をします。それは、ドイツで暮らす人々を守るために、ヒトラー暗殺を胸に秘めたのです。

シュタウフェンベルクは、じっとその時を待っていました。

そしてそんな彼の前に、同じ様にヒトラー暗殺を計画しているレジスタンスから参加の声があったのです。

正直なところそのレジスタンスは単にヒトラーに対しての愚痴をこぼすだけという、口先ばっかりの集団でした。

期待してものとは大きくかけ離れていたことに失望するシュタウフェンベルクだったが、そんな彼の住む街に空襲されます。

地下の防空壕に避難したシュタウフェンベルクは、この環境の下で、かつて聴いた「ワルキューレ作戦」を思い浮べるのでした。

一度は参加を拒否するが、ドイツの完全な崩壊を逃れるためにはヒトラーを倒す以外ないと思い直し、メンバーに参加する。

ワルキューレ作戦、これは仮にヒトラーが死亡した場合に発令される、ドイツを守る為に決められている作戦の一つです。

万が一ヒトラーの死亡が確認された時に、国内に配している予備軍を、敵空挺部隊や沿岸からの上陸を食い止めることを目的に動員できるようになっている。

そのうえでシュタウフェンベルクは勢いに任せて、このワルキューレ作戦の改ざんを企てたのだった。

そして、シュタウフェンベルクはワルキューレ作戦を、ヒトラーが死んだ時点でドイツ国内で起こった内乱を押さえる作戦へと偽造して見せたのです。

この上書きされたワルキューレ作戦が手許にあれば、自分達がヒトラーを暗殺した場合に発生する内乱を鎮圧し、それと同時に、自分達における新しい政府を作りあげる事ができるのです。

しかし、ワルキューレ作戦を行使することができるのは司令官であるフロムだけです。

そこでレジスタンスたちは、彼を仲間に引きこむために働きかけるのだった。

でも、ヒトラーのみを殺害しても良いというわけではなく、彼と同じように危険人物とされているヒムラーも一緒殺害を計画するのでした。

1944年7月20日、ヒトラー暗殺計画が実践される。

シュタウフェンベルクはヒトラーとヒムラーの2人が同席する作戦会議に出席します。

そしてシュタウフェンベルクは会議に場に鞄に忍び込ませて小型爆弾を持参していた。

ヒトラーのすぐ近くに小型爆弾を仕掛け、気づかれないように会議の場から離れました。

少し距離を置いたところから爆発がされたことを確認したシュタウフェンベルクは、ヒトラーの死を裏付けしました。

そのうえで、いよいよワルキューレ作戦が決行される時です。作戦通りに、国内の予備軍は内乱鎮圧の命令が下り動き出す。

ところが、この時点でシュタウフェンベルクにおいて思いがけない事態が発生します。

なんと、ヒトラーが爆発から逃れ助かったというのです。

生存の知らせをヒトラー自らラジオで行ったことで、シュタウフェンベルクたちの負けが確定された。

トム・クルーズの演技が冴え渡っている

いつもはエンターテイメント性が高い作品がメインのトム・クルーズですが、今回は史実を元にした歴史物。

加えて、見てみると全編緊迫感を含みながら楽しめた。まさしく、骨太な戦争ドラマですね。

トム・クルーズの映画はどういうわけかどれも時間がたっても古臭くならない。

私も含め、貧しかったり、背が低かったり、勉強できなかったりして、馬鹿にされつつも不遇の少年時代を歩んできた男性たちは、心ひそかに彼と自分を重ね合わせて見る。

そのうえでこのワルキューレは、ヨーロッパにおける哀れな歴史を舞台にしている。

私がこれまでに視聴した戦争映画と比べてとてもメッセージ性がある印象を受けた。

もちろん、当時のドイツが取った行為は許しがたい。

だけどこのワルキューレは単なる歴史ものではなく、そこからより一層深く掘り下げて、一人の人間として、この現実の中でどのような道を選ぶべきか、どう生きるか、ということに目をむけている。

要するに今の時代に生きる私たちも、許すことができない不正や悲しい現実を遭遇した時どうしたらいいのか、そのようなことを考えさせられる。

ワルキューレの見どころは、トム・クルーズ演じるシュタウフェンブルク大佐が、軍人として半ば力任せにクーデターを実行していく行動力。

何という潔さだろう。

ヒトラーやその親衛隊を恐怖を感じてビクビクする者がいる一方で、変革を願い、自らの理想によって一歩も引かない強い精神力。

そういったキャラクター像をトム・クルーズが力いっぱい演じている。

彼の凄いところは、演技の幅を広げることを躊躇せず、如何なるキャラクターにも全身全霊で取り組んでいく姿勢である。

また、他の作品にも同様に見られる、いかなる状況においても自らを客観的な立場で分析することができる冷静さと、誇り高い役者魂である。

レジスタンスたちの作戦基地に、ヒトラーに仕える軍の者たちが次々と差し向けられてきます。

そうして、捕えられたヒトラーたちはヒトラー暗殺未遂の罪により銃殺刑が言い渡されます。

銃殺される瞬間、シュタウフェンベルクは、これからのドイツが平和が訪れることを願いながらこの世を去るのだった。

保守派の反乱

『ワルキューレ』は、ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指環』の4部作の1つにあたり、北欧神話の女神の名としても有名です。

このワーグナーのをオペラかしようした作戦とは、ヒトラーが仮に急死した場合クーデターに向けた緊急国防作戦といった感じ。

第2次世界大戦末期、ドイツは全ての戦線に対して、敗北している時、ヒトラーが指揮する徹底抗戦はドイツを破滅に導くものとして、ヒトラーよりも祖国愛を第一に考えた政治家、軍人によるヒトラー暗殺、連合国側に向けて可能な限りドイツにおける有益な降伏をめざす秘かな動きが生じ、トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐が仲間として加わる。

彼はいち早く政治家たちを押さえつけ、自分が取り仕切って暗殺計画は急展開する。

先走ってしまったような感じがするワルキューレ作戦は決行される。

この映画を最初知ったとき、正直あまり見たいとは思わなかった。ドイツやナチスが悪者になる映画はすでに嫌というほど見てきていたから。

しかし、作品の評価が高いことから頼みとして観賞することにした。

観てよかった。ただ単にドイツやナチスが悪者になる映画ではなく、安心して楽しめた。

暗殺計画がメインだから全編に緊張が感じられていたことがよかった。

そのうえでドイツの良識、残酷な部分もあるけど信念において生きている姿が描かれていた。

ナチス政権の下ではドイツ国民の意識は祖国愛とヒトラーに心酔した2つにわかれていたことも初めて知った。

シュタウフェンベルク大佐も、ヒトラーやナチスが推し進める運動の波を夢を見ていた時期もあったんじゃないかな。

でも、その限界に覚めたのだ。そして対立する姿勢を示すのだ。ナチスを務めた人々は、ある種、まったく新しい人々でもある。

逆にヒトラー暗殺計画に集まった人々はどうも古い体質の人々のように見えます。

シュタウフェンベルク大佐は伯爵だったことからも考えることができる。

ナチスというなりあがりの集団に、ヒューマニズムといったものは持ち合わせておらず、古きよき受け継がれてきた時代を取り戻そうした勢力のように感じる。

シュタウフェンベルク大佐の男らしさは軍人的ですけど、それと同時にヒトラーの考えになじめない貴族のプライドも感じられる。

ナチス政権下では、富裕層たちは古きよき時代の夢を見、一般大衆はナチスに幸せの未来を夢見る。

そして戦後は東西に分断されて双方粉砕される結果となるのだ。

戦略ドラマとしても非常に完成度が高い

ヒトラー暗殺計画を描いた本作。

本作に出てくるアドルフ・ヒトラーは元気のない老人に描かれていますけれど、史実においても晩年はいくつかの病で廃人手前の状態だったようで、実権を握っていたのはゲッベルスやボルマンだといわれています。

ゲッベルスがワルキューレ作戦を実行した後に1シーンだけでてきます。

非常に彼らしい冷徹かつ侮蔑した振舞いで逮捕しに来た軍人に対応します。

その時、電話口から漏れたヒトラーの声はまるで亡霊みたいで怖かった。

とうに国家の成行は第三者委ねられ、かつての独裁者が偶像として一人歩きしているところが良く表現されていると思いました。

この暗殺計画が仮に上手くいったとしても権力構造が機能せず失敗したであろう。

始めから無茶な作戦だった。

そうは言っても戦火の中で死んでいった多くの兵士や国民の為に立ち上がった彼らの勇気ある物語。

前半部分におけるシュタウフェンベルク大佐に関しての説明が少ないのかなと感じまたが、ワルキューレ作戦の緊迫感とサスペンスは結末を知っているのに手に汗握るものだった。

後、興味深かったのはクーデター側とナチ側の情報戦。

情報を握るものが支配するという事実はビジネスでもいわれることです。

例えばヒトラーの生還情報を完全に阻止することができたら、ワルキューレ作戦は果たしてどうなっていたのかということも予測することもできます。

まとめ

ヒトラー暗殺計画を描いたノンフィクション映画。

ヒトラー暗殺計画は少なくとも43回もあったとのことです。その中でも特に際立ったケースがこのワルキューレ。

ドイツの敗戦が濃厚でも、諦めないヒトラーを政権から引きずりろそうと企てる。

ヒトラーは政権を握ってからは必要以上に暗殺を恐れ、それまでお気に入りであったパレードを一切行なっていない。

映画では、シュタウフェンベルク大佐を中心にドイツの将来に危機感を抱いた人々が命を奪われるかもしれない脅威と闘いながら、国民のことを第一に考えて行動していく姿には勇敢さと緊張感が伝わってきた。

とかく第二次世界大戦におけるヒトラーやドイツが悪いとみんな一括りにしたがるが、それに歯むかっていた勢力が存在して、ここまで計画を実行したのだという事実を知り、命を賭けた、知恵と勇気に頭が下がります。

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