アル・パチーノの傑作『スカーフェイス』のネタバレ感想




ネタバレ含みますのでご注意ください。

アル・パチーノの凄さをこれでもかというぐらい堪能できる映画。

アル・パチーノがハチの巣状態で何発も撃たれても、大量に「白い粉」を顔にうずめてハイになっていることから、『ギャー」と言って直ぐに死なない。

最後、自分のお屋敷の2階から真っ逆さまに、噴水に落ちるのだけど、血が真っ赤に染まる衝撃は凄かった。

主人公がこんなひどい終わり方していいのかと愕然としましたね。

今みたら狂っているようしか見えないけど、これだけの勢いある男の映画もなかなか他では無いですね。

こんな滅茶苦茶な男でも、家族である母親、妹を大切に思い、女、子供は絶対に殺さない。

悪党ではあるけど、憧れの男性像でもあります。

そんな『スカーフェイス』のあらすじと感想をご紹介します。

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あらすじ

予告動画はこちらになります。 ↓ ↓ ↓ ↓


アメリカにューバ難民としてきた主人公が、どん底から這い上がっていくサクセスストーリー。

1980年5月、カーター政権の圧力によって、マリエル・ハーバーの開港に踏み切ったキューバから亡命者がアメリカに渡る。

その中に、反カストロを主張する政治犯として、トニー・モンタナ(アル・パチーノ)と弟分マニー・リベラ(スティーブン・バウワー)はフロリダの移民キャンプに収容されていた。

一獲千金を夢見る彼らの野望は挫折したかに見えたが、一か月後マニーによって持ち込まれた殺しの仕事を首尾よくこなしたことで、労働許可証が発行され自由の身となる。

この仕事を彼らに依頼したのが、オマー(F・マーリー・エイブラハム)。

オマーはコカインの密売組織を牛耳るフランク(ロバート・ロッジア)の下で働いていることから、トニーとマニーに仕事の依頼をする。

仕事はマリファナを船から運ぶこと。

しかし、一人当たりの取り分が少ないことに不服なトニーはオマーに食って掛かり、「でかい仕事がある」とオマーに言われ、コロンビア人との取引を紹介される。

トニーは、マニーの他にチチとエンジェルという同じキューバ移民の仲間を誘い、取引場所となるマイアミのモーテルに行く。

トニーは、用心のためにマニーとチチを車で待機させ、15分しても戻らなければ殴り込めと指示を出す。

コロンビア人との取引は決裂し、エンジェルはチェンソーによって、殺されてしまう。

15分経っても戻らないことから、マニーたちはマシンガンを持って取引場所に部屋へ乗り込む。

派手な銃撃戦によって、コロンビア人を全員仕留める。取引のコカインを奪い、無事に逃走。

トニーはマニーと一緒に、手に入れたコカインと金をフランクに届ける。フランクはトニーの活躍を喜び、組織の一員として迎えられる。

フランクの下で働くようになってから、トニーは生活に余裕ができ、気持ちも大きくなっていた。

なんと、フランクの愛人であるエルヴィラ(ミッシュル・ファイファー)に一目ぼれしたことから、ちょっかいを出す様になる。

エルヴィラは眼中になく、相手にしていない状況。

トニーには、移民でアメリカに来た母親と妹ジーナがいる。久しぶりに二人が住む家を訪ね、ジーナは歓迎してくれた。

しかし、母親はトニーの容姿を見て、真っ当な生活をしていないことを察知し、二度と近づくなと毒づいた。

トニーとオマーは、ボリビアでコカイン製造工場を束ね、麻薬ビジネスを牛耳るソーサ(ポール・シェナー)の元を訪ねる。

商談内容は、毎月150キロものコカインを買って欲しいとソーサに持ち掛けられる。

オマーは躊躇してしまうが、トニーはオマーを無視して交渉を進める。

話は一旦フランクの確認を取るということで、先にオマーを帰らせる。

オマーがかつて警察に情報を流し、大勢の仲間が犠牲になったことを知っていたソーサはオマーを始末する。

そのこともあって、ソーサは本音で話すトニーに好感をもつ。

トニーは、二人の顔を立てて、うまく交渉をまとめることを約束する。

案の定、フランクはソーサの取引に乗り気ではない。

煮え切らないフランクに愛想をつかしたトニーは、仲違いすることになる。

フランクはエルヴィラにちょっかいをだし、生意気なトニーに腹を立て、二人の殺し屋を雇い始末させようとする。

トニーが行きつけのクラブで、襲撃にあう。

壮絶な銃撃の末、ケガを負いながらも反撃し、クラブから脱出する。

トニーは、フランクの自宅に押し入り、命乞いをされるが無視して射殺する。

エルヴィラも手に入れて、トニーはソーサの取引を一手に引き受け、麻薬王として、登り詰めていく。

そんな中、トニーはソーサから自宅に呼ばれる。そこには、ボリビアとアメリカ政府の要人たちが集まっていた。

トニーは税金のトラブルで懲役を控えているが、追徴金と罰金だけで刑務所に行かなくていいように口添えしても良いと持ち掛けられる。

トニーが呼ばれた理由は、ボリビア政府は麻薬組織から政治献金を受けている金の出どころはアメリカにあるとテレビ出演して暴露する男が麻薬ビジネスの邪魔になる。

殺し屋はアメリカに不慣れなので、協力をしてほしいとのこと。トニーはソーサの要求を受け入れた。

トニーはニューヨークへ向かう。

ソーサの殺し屋は、暗殺する男の車に爆弾を仕掛け、爆破させる計画を立てていた。

ところが、男の車には妻と子供が同乗している。トニーは家族を巻き添えにしてしまうので、別の日にすることを提案する。

しかし殺し屋は聞き入れない。トニーは、ブチ切れて殺し屋を撃ち殺し、爆破を阻止する。

自宅に戻ったトニーは、ソーサからの電話を受ける。

爆破をしなかったことにより、国連で演説が行われ、車に仕掛けた爆弾も発見されてしまった。

ソーサは怒り狂い、二人の関係は決裂する。

ジーナのことで不安になった母親からトニーが不在していた時に何度も連絡が入っていた。

トニーは母親の元へ行き、ジーナは自分で家を借りて住んでいた。

場所を聞いて、ジーナの住む家に行くことにした。玄関から出てきたのは、マニーだった。

トニーは、マニーがジーナを弄んだと勘違いして射殺した。

ジーナを連れて、自宅に戻るが、マニーを殺されたことから、ジーナはトニーに拳銃を向ける。

ちょうどその時、ソーサの殺し屋たちが、屋敷に潜入し、ジーナは殺し屋に撃たれてしまう。

トニーは殺し屋たちを相手にマシンガンを乱射しながら阿修羅のごとく立ち向かい、ハチの巣のように銃弾を撃ち込まれ、広間のプールに真っ逆さまに転落、水を地に染める。

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アル・パチーノの演技がキレまくっている!!

『ゴッドファーザー』でのインテリでクールなマイケルとは全く正反対な役柄。

無軌道に突き進み、破綻していく破天荒なトニーは、役者オーラ全開でギラギラみなぎっている。

個人的には、アル・パチーノっていったら断然この『スカーフェイス』ですね。

自然な演技力が魅力で、観ていて飽きない。

アル・パチーノは1940年生まれで、映画が制作されたのが83年。この時、43歳。

男として一番油の乗り切った、充実した時期です。

早口でまくしたて、いつもイライラした男。

それで、キレたら手が付けられない危なっかしさは、「素の演技なのかな?」と思わせる程。

特に視線がせわしなく、苛立った表情は、完全にトニー・モンタナと同化してますね。

とにかく、アル・パチーノの目力の強さは半端ないですよ。実際、あの目で見られてら、心臓が縮こまりそう。

最初から、上昇志向丸出しのイケイケ状態。トントン拍子に駆け上がり、薬漬けで段々と正気を失って、自暴自棄になっていく。

すさんだ凄みが漂っている演技は鬼気迫るものがあった。

まあ何といっても、ラストにおけるソーサが雇った殺し屋たちとの銃撃戦は圧巻。

戦闘モードに入る為に、机の上に大量のコカインをばら撒き、顔をうずめてハイになり、撃たれても、ゾンビのように起き上がって、立ち上がる。

もう完全にキレまくっていて、敵を徹底的に殺そうと一心不乱にマシンガンを連射する男の眼差しは、ホントに怖い。

この銃撃シーンは、アル・パチーノを語る上で欠かすことができない。何度観ても物悲しい。

死ぬ間際まで、男を貫き通す姿がかっこ良かった。

成り上がりの末路が悲しい

キューバから移民でアメリカへ渡り、どん底の状態からチャンスを待つ貧乏な青年が、
マフィアの頂点へと登り詰め、そこから奈落へと堕ちてゆく過程が淡々と描かれている。

トニーは自分が欲しいものは何でも手に入れていく。例えば、ボスに楯突き、愛人であるエルビラを自分の女にした。

同じ暗黒界のボス達と肩を並べるまでに、登り詰める。富を得た代わりに、疑心暗鬼になり人を寄せ付けなくしてしまう。

友人であっても、信用することができなくなって、どんどん孤独になっていく。

事態は悪くなる一方で、まさに負のループ。

もう、どんなにあがいても後戻りすることが不可能な状態。トニーには、破滅の道しか残っていない。

しかし、最後助かる見込みがない中、絶叫しマシンガンを撃ちながら抗う姿は何と無く寂しい気持ちになった。

トニーのギラギラ感が堪らない

トニーは、我を押し出し、出世欲が強い。それと、彼独自の信念に基づいて、恩義をつくす義理堅い性格。

人に弱みを見せることを嫌い、いつも虚勢を張って生きている。

欲しいものは全てを手に入れ、それが仇となって全て失う。

トニーは立ち止まって考えることができない不器用な男。

そんな男だからこそ、ソーサから言われた「オレを裏切るな」という忠告を破ってしまう。

暗殺相手の車に妻と子供が同乗していて、トニーは家族を巻き添えにして殺すことができない。

運命を決定付ける殺しの依頼に抗う選択をする。

それは、自分が本当に欲しかったものは金・地位・女ではなく、温かい家庭であったということに初めて気づく。

口やかましく指図する、殺し屋をトニーは、ブチ切れて殺してしまう。

その結果、トニーはソーサから送り込まれたギャングたちに殺されるわけだが、ここで良心にたちかえったトニーには同情せざるを得ない。

仮にあそこでそのまま決行していたら、ただの薄汚いギャングと一緒ですね。

男であるからこそ、共感できるものがある。

まとめ

どん底から這い上がり、持ち前の度胸と運を味方につけて、マフィア界の頂点へとのし上がるサクセスストーリー。

まず、男であれば、共感し憧れる設定だよね。

金も女も地位も欲しいものは全て手に入れても、心が満たされていない。

トニーは、ずっと舐められないように虚勢を張ってたんだなぁ。

せっかく自分で積み上げてきたものを、自らの手で破壊していく。

人間って、急に金回りがよくなると生活が派手になり、それに伴い取り巻きが増えるけど、形勢が悪くなると見限って去っていく。

そこで感じる孤独感。

生きていくには、金は必要だけど、程々に生活できればいいかなぁと感じた。

『スカーフェイス』が観れる動画配信サービス

毎日忙しい生活の中で、動画配信サービスには興味あるんだけど、テレビやYouTubで楽しむことができるので、映画を見る為にわざわざ毎月お金を払うのはもったいないと躊躇してしまうのは普通であり当然です。

私も同じく、動画配信サービスを申し込むのに躊躇した経験があるのでよくわかります。

私たちは「無駄遣いをするな!」と教育を受けてきました。

「余計なものをすぐに買ってしまう」という理由から、お年玉はすぐに取り上げられましたよね。

『無駄遣い=悪いこと』という刷り込みから、どうしてもお金を使うことに躊躇してしまう。

終身雇用の崩壊や消費税が10%と、この先のことを考えると不安になり、無駄な出費は抑えなければいけない。

確かにその通りです。

もちろん、無駄遣いはしないほうがいいのですが、この無駄遣いの定義を多くの人が間違った解釈をしているんです。

世間一般が思っている無駄遣いを積極的に行う人だけが、人生をストレスなく健康で過ごしています。

人それぞれ価値観が違います。

自分の心が癒せるものにお金を支払う事で、それがモチベーションとなって仕事に活かすことができます。

つまり、興味があることに出費を抑えてガマンしていては、ストレスが溜まるだけでむしろ悪循環です。

結局のところ、自分の直感を信じて素直に従うということが大事。

心が満たされている人は、生活に余裕が生まれ、普段から笑顔を絶やさずにいるので、幸せを引き寄せます。

充実した毎日をあなたに送ってもらいたいです。

『スカーフェイス』が観れる動画配信サービスを表にしてまとめましたので、参考にしてみてください。

動画配信サービス 料金 お試し期間 公式サイト
U-NEXT 1,950円(税抜) 31日
dTV 500円(税抜) 31日
ビデオマーケット 500円~(税抜) 初月無料
ビデオパス 562円(税抜) 30日
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