シガーのキャラが強烈!!『ノーカントリー』の感想




ネタバレ含みますのでご注意ください。

ストーリーは至ってシンプル。

ただし意図的に意味不明な箇所がある為、確認をしたくて、つい何回も観てしまう。

でも、わかったようでよく分からない。
後味がよくない。
だから、また観てしまう。

よく分からないのなら、観なくてもいいのだけど、やっぱりまた観てしまう。

観るたびに、新しい発見がある作品ですね。

最後の独白には考えさせられるものがある深い映画と言えます。

そんな『ノーカントリー』のあらすじと感想をご紹介します。

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あらすじ

予告動画はこちらになります。 ↓ ↓ ↓ ↓


1980年のアメリカ・テキサス州西部が舞台。

ベトナム帰還兵のモス(ジョシュ・ブローリン)は、プロングホーン狩りをしていた際に、無数の死体に遭遇する。

車の荷台に麻薬らしきものがあることから、取引が上手くいかず、口論になった末の銃撃戦と思われる。

辺りを探索していると、重傷を負っているメキシコ人を発見し、水を求められるが、そのまま立ち去る。

再び探索し、木陰にもたれて死んでいる男のそばに、札束が大量に入ったブリーフケースを見つけ、誘惑に負けたモスは車で自宅に持ち帰った。

その日の夜、水を欲しがっていたメキシコ人が気になり、水を持って再度現場へと向かうが、居合わせたギャングたちに見つかり、逃走。

現場に乗り捨てた車は、ギャングたちや警察に身元が割れてしまう。

追っ手から、肩を撃ち抜かれながらも自宅に戻ったが、危険を感じたモスは、妻のカーラ(ケリー・マクドナルド)にメキシコの実家へ帰るよう命じる。

この、麻薬取引による殺人事件を追っているのが、保安官のベル(トミー・リー・ジョーンズ)だった。

金を取り戻すために、ギャングはオカッパ頭の殺し屋シガー(ハビエル・バルデム)を雇う。

このシガーは手錠をされていても、鎖で保安官を絞め殺す怪力の持ち主である。

モスは金の発見を請け負ったシガーに追われる身となる。

奪われたブリーフケースには、発信器が仕込まれており、シガーは発信器から発する電波を頼りに、モスが潜伏しているモーテルを突き止める。

先に突き止めたメキシコ人たちの追手と交戦している隙に、モスは逃走する。

次の潜伏先のホテルで、ブリーフケースに発信器があることに気づいたモスは、シガーを返り討ちにしようと試みるが、激しい銃撃戦の末、互いに重傷を負う。

シガーが、足に負傷した治療に時間を取られている間に、モスは国境を越えた、メキシコの病院に入院する。

入院中のベッドで、目を覚ましたモスの前に、賞金稼ぎのウェルズ(ウッディ・ハレルソン)がいた。

奪った金を渡せば、命は助けてやるとモスに詰め寄るウェルズ。

そんな、ウェルズも、シガーによって、あっけなく殺されてしまう。

そんなことは露知らず、ウェルズの宿泊先に電話したモスは、初めてシガーと対話することになる。

シガーは、モスが自分の手で金を持ってくれば、カーラに手出しはしないと提案するが、拒否し会話は終わる。

アメリカに戻ったモスは、カーラに電話し、彼女の母親と一緒に、エルパソのモーテルで落ち合う手はずをとる。

カールからモスの居場所を聞きつけたベルもエルパソに向かうが、モーテルに着く直前に
モスは殺害されてしまう。

そして、シガーはカーラの前にも現れた。

シガーはモスと話した約束を反故にされたので、カーラを殺害しなければならないと説明。

助かる方法は投げたコインの裏表を賭けて、カーラが勝てば命を助けると言い出す。

彼女の答えは「賭けない」であった。

しかし、カーラの家を出た直後、シガーは不意の交通事故で重傷を受けるのだった。

コーエン監督の魅力とは?

『ファーゴ』を観てから、コーエン監督のすっかりファンになった次第。

なぜ、好きかというと、過剰すぎる演出が一切ない。

例えば、やたらと表情のアップを切り替えて、緊迫感を出したりする、よくわからないけどなんとなく凄そうに見える的な演出がないこと。

落ち着いたカメラワークに好感が持てます。
後、予定調和された危機一髪の連続もありません。

窮地に陥ることはあっても、見ていて不自然さは感じない。

ありがちな偶然の連続も無く、銃が撃たれ命中したならば、あっさり死にます。

銃で撃って死んだと確認する意味で近づいてみたら実は死んでいなくて、そこから取っ組み合いの格闘なんて、予定調和された演出もありません。

そういうドライな描写が、リアルで自然なため、見入ってしまうんですね。

私はすっかり監督の作品が気に入ってしまいました。

同じくコーエン監督後が手掛けた『ファーゴ』についての記事も書きましたので、合わせてご覧ください。

フランシス・マクドーマンド主演『ファーゴ』の感想

2018.02.13
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シガーの強烈キャラに尽きる

本作は何と言っても、ハビエル・バルデム演じるシガーの圧倒的なサイコぶりが核となりストーリーを支えている。

見た目も七三に分けたおかっぱ頭に、一度見たらまず忘れない濃い顔立ち、買ったばかりのGジャンの上下と不気味を超えて笑ってしまった。

行動自体も常軌を逸していて、ガソリンスタンドのオヤジさんのやり取りは秀逸。

世間話をしてきたオヤジさんに因縁を吹っかけて、理詰めで追い詰める。

言っていることも意味不明で、コイントスを強要するなど、常識では理解不能。

こうして見ると、シガーは、非常に論理的な男だと感じた。

杓子定規に物事を考えるので、冗談が通じない。

だから世間話の存在意義を理解できないとのだと思った。

すべて彼の行動には、論理があって、そして論理しかない。

だから、ラスト自動車事故にあって、偶然通りかかった少年達に大金を掴ませて着ている服を買い、折れた腕を支えながら歩いて何処かへ消え去っていくことも、彼が社会に適応するために作った「マイルール」の一環だと思えば、理解しやすいキャラです。

疑問点を私なりに解釈しました!!

本作は、意図的にわかりづらい箇所があり、私なりに解釈して、「こうなのかな?」って部分をご紹介します。

モスは誰に殺されたのか?

ベル保安官が到着した直後に、メキシコマフィアが車で飛び出して行った事から間違いやすいけど、モスを殺したのはシガーですね。

理由は、プールサイドでモスに逆ナンした女性も殺害されているから。
シガーは無差別に殺しますからね。

たまたま居合わせた、逆ナンの女性が目に入ったので、殺したと考えられる。
モスに関係性がある訳でも無い。

ただ、殺したかったから殺した。
シガーの殺人シーンは最初丁寧に描くのに対して、話が進むにつれて、省略されていく。

残忍な殺害から、シガーに関わった人々が、確実に殺されちゃったんだとわかります。

メキシコマフィアたちが逃げたのも、シガーに対して、常識が通じない相手だと判断したからだと思います。

時系列
●モスが自分で指定したエスパソのモーテルに到着。

●プールサイドでビールを飲んでいる女性にナンパされる。

●カーラがベルに電話している間に、メキシコマフィアがカーラの母親に近づき、行き先を聞き出して、エスパソのモーテルに向かう。

●メキシコマフィアよりも先にシガーがモスの潜伏先に現れ殺害。

●逆ナンの女性も巻き添いで殺される。

●現れたメキシコマフィアたちはシガーと対面し、4人のうち1人が足を撃たれ、お金を回収できずにあわてて逃げる。

●騒乱で人が集まってきたから、シガーはお金の回収は後回しにして退避。

●ベル保安官が到着して、モスの死を確認。

シガーは実際に部屋にいたのか?

ベルが事件後、モーテルの現場へ行き、ドアノブの鍵穴を見る場面で、ドアに隠れるシガーの描写があります。

ベルが部屋に入って、明かりをつけても、シガーがいなかったことから、ベルの妄想であるとミスリードさせます。

ベルが、洗面所に向かい、窓が締まっているのを確認して、カギがアップで映し出されます。

このことから、ベルがシガーの前を横切った推測することができます。

結局お金は誰が手に入れたのか?

最後、家のシーンを観る限り、カーラが殆どお金を使ってしまったと言っているが、嘘であることは、すぐに気づく。

カーラは、エスパソのモーテルに到着したのが、モスが殺害された後なので、物理的に不可能。

そう考えると、ベルが部屋に入って、開けられた通気口ダクトが外されていたことコインが落ちていたことから、シガーがお金を手にしたことがわかります。

通気口にブリーフケースを隠したことをわかるのは、シガーだけですからね。

カーラは、シガーに殺されたのか?

シガーはモスに約束を反故されたことから、カーラを殺すために家にいたので、コイントスを提示したのは、「撃たれたくなければ選べ」と彼の「マイルール」に従ったに過ぎない。

カーラはコイントスを拒んだので、撃ったと解釈ができます。

家から出てきた時も、靴の裏を確認する仕草をすることから、カーラを殺したかがわかる。

まとめ

いわくつきの金を奪った男が、殺し屋に追われる。
もう、幾度となく繰り返された描かれた王道の話です。

しかし、本作においては、正義は成り立たないし、悪は裁かれない。
「正義の味方」であるはずの保安官は、悪の象徴である男と対峙することを避けてしまう。

真面目に生きた人が必ずしも幸せになるとは限らないし、悪の限りを尽くしても、天寿を全うする人もいる。

世界は誰の前でも平等で、残酷であり、容赦しない。

それと、世の中は、突然何が起こるかわからないという圧倒的にやるせない感覚が見事伝わった。

この俯瞰した視点が本作の魅力です。

『ノーカントリー』が観られる動画配信サービス

動画配信サービスには興味があるんだけど、どれも似通っている。

いざ申し込もうとしても、付加価値がわかりづらいので、自分でわざわざ調べるのも面倒。

他にもやることがあることから、どうしても後回しになってしまう。

私も動画配信サービスを決めるにあたり、色々調べるのが面倒で、放置していた経験があるのでよくわかります。

映画好きなあたたであれば、配信本数が100,000本以上と競合他社と比較してもトップレベルであるU-NEXTを選択すればまず問題ないです。

そこで、まず気になる料金体系を表にまとめました。

月額 1,990円+税(毎月1200ポイント付与)
本数 120,000以上(約40,000本はレンタル)
形式 月額見放題+個別課金(レンタル)
お試し期間 31日

この表を見てまず思うのが、「毎月2,000円近くも払うのはもったいないなぁー」と感じるはず。

確かに、他の動画配信サービスと比べても高いです。

でも、その金額に見合うだけの付加価値を簡単に紹介しますね。

新作映画が早く見れる

基本料金が、他社と比べて高いことは一見弱点のように見えますが、他社の配信サービスでは観ることができない作品をいち早く観られるという強みは大きいですね。

毎月貰える1,200ポイントを使えば、新作が2本見ることができます。

クレジットカード以外の決済方法がある

動画配信を使ってみたいと思っている人の中で、ネットからクレジットカードの情報を登録することに不安を感じている人もいるはず。

個人情報の流出に関する事件が後を絶たないことから、自分の身に降りかかったら怖いですからね。

クレジットカード以外に『U-NEXTカード』と『U-NEXTギフトコード』を使った決済方法があります。

Amazonギフト券やiTunesカードと同じ形態でコンビニなどで販売されており、レジに持っていき購入するかたちです。

詳しくはレビューに書きましたので参考にして下さい。

毎月貰えるポイントを使い映画館で鑑賞ができる

毎月貰える1,200ポイントを使い、全国のAEONシネマ、松竹マルチプレックスシアターズ、ユナイテッド・シネマ、そしてオンラインからチケット予約ができるKINEZOと4つの場所にて使用可能。

映画館で利用すれば、ポイントを割引と捉えて使うこともできます。

また、ポイントを貯めればその分割引で映画を鑑賞できます。

映画館でポイントを使えるのは、頻繁に映画を観る人には、とても魅力だと思う。

映像は「フルHD」を採用して、クリアな画質

『フルHD』とは、フルハイビジョンの略。

簡単にいえば『HD(ハイビジョン)』よりきめ細かくなった美しい映像です。

U-NEXTの映像画質はフルHD(1080p)が標準なことから、非常にくっきりと鮮明でキレイ。

Blu-rayと同様の解像度(1080p)を配信していて、レンタルDVDと比べても高画質の映像を楽しむことができる

iPhoneを開発したAppleのCEOであったスティーブ・ジョブズも言っていますが、最も大切なのは、自分の心と直感に従うこと。

時間が過ぎるのは早いです。

自分の意志で、充実した毎日をあなたに送ってもらいたいです。

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