B級感満載!!トム・クルーズ主演『アウトロー』の感想




ネタバレ含みますのでご注意ください。
『ミッション:インポッシブル』シリーズのような娯楽アクションを期待すると肩透かしを食らうかも。

 

極力派手な演出を抑えたストーリー重視の作品。
アクションもカーチェイスも淡々として、非常にドライ。

 

その分ドラマはリアルで、終わった後のスカッとした爽快感はないけど、じっくりと集中して見ることが出来る。

 

トムが演じるジャック・リーチャーは、無骨だけど、ただ正義の為に悪者をやっつける!
法や秩序に捉われずに、正義のみに生きる流れ者のヒーローの話。

 

70年代に流行った決まり切ったパターンの映画だけど、勧善懲悪ものは、王道だし私は好きです。
そんな『アウトロー』のあらすじと感想をご紹介します。

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あらすじ

予告動画はこちらになります。 ↓ ↓ ↓ ↓


ペンシルベニア州・ピッツバーグのある駐車場から、公園に向けて無差別ライフル乱射事件が発生し、5名が死亡するという結果となる。

 

警察は犯人逮捕の捜査のなかで、コインパーキングで使用したお金から指紋を照合し、イラクへ従軍したことのあるジェームズ・バー(ジョセフ・シコラ)という男を逮捕します。

 

ロディン(リチャード・ジェンキンス)検事とエマーソン(デヴィッド・オイェロウォ)刑事の取り調べで、彼は「ジャック・リーチャーを呼べ」というメモを書く。

 

警察は、ジャック・リーチャー(トム・クルーズ)を探しますが、ジャック自らロディンとエマーソンの前に姿を現す。

 

そこで、ジェームズの弁護士であるヘレン(ロザムンドに・パイク)と会う。

 

ジャックは、元米軍憲兵捜査官で、ジェームズが昔同じような事件を起こした経緯があることから、今回も同様に犯人であるとヘレンに告げる。

 

ジャックは、現場検証や様々な出来事によって、ヘレンと共にジェームズの無実を晴らすための捜査を開始する。

 

しかし、ヘレンはジェームズを殺人犯に仕立てた一味に誘拐されてしまう。

 

ジャックは、ヘレンを助けるため敵のアジトへ潜入し、事件に関わっていたエマーソンと今回の計画を企てた黒幕・ゼックを撃ち殺す。

 

ヘレンを救出し、ジェームズの容疑は晴れた。


出典:https://www.cineplex.com/News/Tom-Cruise-is-no-hero-in-Jack-Reacher-trailer

感想①:70年代的な演出、構成が魅力的

子供の頃、地上波でよく放映していた、クリント・イーストウッドの洋画を観ているみたいでした。
スマホを使う場面がなければもろ70年代。

 

かつて、イーストウッドが量産したアクション物と匹敵するぐらい本作の内容は良い。

 

トム・クルーズ主演作としては、地味で華やかでないことから、多少物足りないと感じると思うけど、逆にそれが新鮮。

 

オープニングで、ライフル銃を使って狙撃するシーンは『ダーティーハリー』、緊迫としたカーチェイスは、『ブリット』を彷彿させる。

 

70年代のアクション映画が好きなので、このような憎い演出は堪らないです。

クリント・イーストウッド主演『ダーティハリー』のあらすじと感想

2018.01.16

映画『ブリット』のあらすじと感想をご紹介します

2017.11.20

ハードボイルドタッチなことから、確かに取っ付きにくさはある。
鑑賞する人を突き放すのではなくて、あえて距離を置いている感じ。

 

だから、あえてドライな描写があり、人によっては難解であったり、わかりづらいと判断する基準になったりします。

 

トムが演ずるアクションヒーロー物ものなので、単調で変化が乏しいと思われがちだけど、ミステリーとしても充分楽しめる内容になっています。

 

射撃場の親父さんのキャラクターも魅力的で作品を盛り立てている。

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感想②:現代版西部劇を演じたトム・クルーズに満足

過去の経歴が明かされない謎の多い流れ者で、堂々たる一匹狼、あてもなく今を生きていて、事件を解決し去っていく。

 

まさに、西部劇でよくあるパターンですね。

 

マッカリー監督が目指したのは間違いなく、イーストウッドのマカロニウエスタンを現代に置き換えて作ったと思われる。

 

一般人には到底理解できないジャックだからこそ、銃ではなくあえて素手でタイマン勝負。
それゆえに、時代錯誤に捉えられてしまうのも仕方がないかな。

 

トムの持つイメージは『陽』だけど、今回はイーストウッドの様な『陰』の存在感を醸し出していて、私は好きですね。

 

あえて前時代的なアクション映画に挑戦する姿勢は、嬉しい。
今のハリウッド映画は、どれも似通った映画ばかりになってしまった。

 

だから、現在主流のCM前に引きを作るテレビドラマ的演出に慣れた人は退屈に感じてしまうのも仕方が無いし、それはトム自身もマッカリ―監督も承知の上で作っていると感じる。

 

本作は数少ない映画職人による、心血を注いで作り上げた良作と言えます。
男たちの友情や、大人のドラマを堪能したい人に是非観てもらいたい。

感想③:勧善懲悪の映画が好きな人には堪らない設定

ある程度、それなりの本数の映画を鑑賞してきた人に向けたピンポイントな作品。

 

懐古趣味の形をとった最新型の映画なので、先に挙げた条件に当てはまらない人にとっては、物足りなかったり説明不足に思えたり納得のいかない部分が多かったりのどちらかといえば、自分のしたい事を無理に押し通す、我の強い男として捉え、陳腐な作品に見えるだろう。

 

でも、そういう人もラストシーンまで観れば、少なくともジャックの行動原理はわかるはず。
理由もなく、彼はそういうことをする男なのだ、ということがわかり痺れます。

まとめ

確かに『アウトロー』ってタイトルに古臭いというイメージが先行して難色を示しているともったいないです。

 

大衆性の娯楽映画に飽きたら、次はこの作品を観られることをお勧めします。
大人の鑑賞に耐える、ストーリーから描写まで、すべて捻りの利いた味付けに満足すること請け合い。

 

アクションも最近の映画のように、カット割りを多用してテンポを上げるのではなく、じっくり丁寧に作りこんでいるので楽しめますので、是非40代の男性に観て欲しいです!

 

後、トムとマッカリ―監督が組んだミッション:インポッシブル/ローグ・ネーション』の感想を詳しくまとめた記事も書きましたので、是非合わせてご覧ください ↓ ↓ ↓
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネーション』をまとめた記事はこちら

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