ダニエル・クレイブの集大成『007/スペクター』のネタバレ感想




ネタバレ含みますのでご注意ください。
前作『スカイフォール』よりも派手で斬新なアクションに大満足。

 

冒頭からヘリコプターの大アクションシーンがあり、映像の迫力に圧倒されます。
スペクターという巨大組織と強靭な肉体と頭脳を駆使して戦うボンドが凄い。

 

終始ドキドキハラハラの展開。
アストンマーチンを使った息をのむカーチェイス。

 

両翼を失っても、プロペラ機がスキー場を滑走し、車を追い続けるアクション。
そして、次から次へと繰り出す爆破に次ぐ爆破。

 

とにかく、破壊されるものがとにかく半端ではない。
これでもか、というほど破壊します。

 

ボンドは 何度も危機に陥るが、難なく切り抜けていく。
いつもおなじみのボンドです。

 

頭を空っぽにして、あー格好いいと痺れる安心感がある。
そんな『007/スペクター』の感想をご紹介します。

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『007/スペクター』あらすじ

予告動画はこちらになります。 ↓ ↓ ↓ ↓


ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイブ)は、メキシコの『死者の祭』で、建物の屋上からスキアラという男を射殺しようとするが、失敗してしまう。

 

その時の爆発で、ビルが倒れ、スキアラを追跡。
仲間の救助により、ヘリコプターに乗り込んだスキアラを追うボンド。

 

辛うじてヘリコプターに乗り込み、スキアラとの激しい戦いの末に仕留める。
そのことが原因で、ボンドはM(レイフ・ファインズ)から職の停止を申し渡される。

 

ボンドは、スキアラの葬式に出席するためにローマに向かう。
そこで、スキアラの妻(モニカベルッチ)と出会う。

 

そこから、スペクターについての探りを始める。
会議に出席して、ボンドの素性が、スペクターの首領であるブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)にばれてしまう。

 

アストンマーチンで逃げるボンドに、執拗に追うミスター・ヒンクス(デビッド・バウティスタ)が乗るジャガーのカーチェイスによる対決は見もの。

 

会議の席で出ていた名前をマネーペニーに照合させ、ホワイトが全容を知っていることを掴む。
そして、娘であるマドレーヌ(レア・セドゥ)にたどり着く。

 

ミスター・ヒンクスによってマドレーヌが拉致される。
プロペラ機で追いかけるボンド。

 

車とプロペラ機の対決もリアルでスリリング。
マドレーヌを助け出して、モロッコのホテル・アメリカンへ向かう。

 

このホテルは、ホワイトが新婚旅行で来て以来、マドレーヌにとっても思い出の場所だった。
ボンドは、スペクターの本拠地を探し出す。

 

そこは、アフリカの砂漠のど真ん中だった
ボンドとマドレーヌはスペクターの元へと向かうのであった。

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『007スペクター』感想①:ダニエル・クレイブの集大成

これまでの荒唐無稽な路線からリアルティーを重視したクールな作風へ軌道修正したダニエル版。

 

それまでの3作は、アクションが控えめだったけど、本作は、畳みかけるようなアクションの連続。

 

ボンドガールであるマドレーヌのキャラもちゃんと描かれているし、逃避行の中で、2人の愛と絆が育まれる流れも、自然でとてもいい雰囲気。

 

ミスター・ヒンクスのボンドを執拗に追い続け、列車の中で体を張って対決するシーンは、『ロシアより愛をこめて』を彷彿し、見応えがあった。

★『007/ロシアより愛をこめて』
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ボンドが、仕事を捨てアストンマーチンに乗って走り去るラストは、集大成とあって、情感が込められ、心が動かされます。

 

たとえ、娯楽アクション映画であっても、人間がある程度は描かれていないと映画として厚みがでない。

 

今作は、シリーズの原点回帰という位置づけで、伏線が回収され綺麗にまとまっている。
ボンドの生い立ちが明かされ、人物像を掘りさげているので、作品に奥行きがある。

 

また、『スカイフォール』とのつながりやダニエル・クレイグのクールな演技が、サム・メンデス監督の映像センスとうまく絡み合って、絶妙なバランスに仕上がっている。

★『007/スカイフォール』
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個人的に迫力のあるアクションシーンが散りばめられ、イチオシの作品。

『007スペクター』感想②:賛否両論がわかれる理由

シリーズ物は、どうしても前作と比較される宿命を背負っています。
『カジノ・ロワイヤル』から見れば、確かに軽い作品と言う印象は歪めない。

★『007/カジノ・ロワイヤル』
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今回の『スペクター』は、過去の『007』シリーズにおいて、ボンドの宿敵として、謎に包まれてきたスペクターの正体を明かしたことで評価がわかれるところ。

 

往年の007ファンもダニエル版からの007ファンも喜ばせようとした意図は分からなくはないが、あえて今さらスペクターを登場させなくてもと拒否反応するファンも多いことが、評価が分かれる原因かなと感じる。

 

ション・コネリーやロジャー・ムーアのボンドは、荒唐無稽な嘘をリアルに描いたファンタジー。
それに対して、ダニエル版は、クールでドライなボンドを描いてきた。

 

だから、出発点も目指す方向性も違う。
後、『スカイフォール』でも感じていたが、場面説明が浅い為、わかりづらいのも大きいと思う。

 

50年以上続くシリーズなのでそれぞれの思いれが強いのは分かるけど、作品を全否定するのはダメ。
大衆が間違うことなんて、歴史をみてもザラにあること。

 

後になって、再評価されることも多々あります。
名作でなくても、作品として記憶に残る映画や味のある映画が私は好きですし、この映画はそういう人達にアピールするシリーズ中屈指の傑作です。

まとめ

007シリーズはボンドの活躍もさることながら、悪役の存在感が大きい。

 

『カジノ・ロワイヤル』のマッツ・ミケルセン。
『スカイフォール』のハビエル・バルデム。

 

この二人の圧倒的な存在感に比べると、今作のスペクターを演じた、クリストフ・ヴァルツは、2度アカデミー賞を受賞した名優でありながら、その才能を存分に生かしきれていなかったことが非常にもったいない。

 

『イングロリアス・バスターズ』で、ランダ大佐を演じたような怪演を期待していたので、本当に残念。

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2017.12.03
もっとも、これが顔見せであって、次作における伏線という安易なかたちは、『007』においては見たくないですね。

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