映画『イングロリアス・バスターズ』ネタバレ・あらすじ・感想とは?




上映時間が2時間32分と非常に長いですが、心配ご無用。
緊迫感が半端なく、長さを感じさせない。
退屈シーンがないので、眠くなることありません。

 

戦争モノなので、多少ややこしい部分もあり、歴史背景を知っていた方がより一層楽しめるるけど、詳しく勉強するような必要はないですね。

 

細かいことを考えずに何となくでも理解できる映画です。
軽くコメディ要素も散りばめられ、会話のやり取りのテンポも素晴らしい。
そんな『イングロリアス・バスターズ』のあらすじと感想をご紹介します。

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『イングロリアス・バスターズ』あらすじ

 

第二次世界大戦中のドイツ軍占領下のフランス。
『ユダヤ・ハンター』と恐れられるドイツのランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)は酪農家のラパディットの家に訪れ、身辺調査をし、ユダヤ人を匿っていないか尋ねる。

 

ラパディットの言動とランダ大佐の直感で、床下に隠れていることを突き止めると部下に命じマシンガンで皆殺しにさせる。

 

間一髪、娘のショシャナだけは逃げ出すことが出来た。。
レイン中尉(ブラッド・ピット)はユダヤ系アメリカ人を集めて、秘密特殊部隊を組織していた。

 

レインが彼らに下した任務は、ドイツ兵を見つけた血祭りにあげることであった。
いつしか、ドイツ軍の間で彼らを『バスターズ』と呼ばれ恐れられる存在になる。

 

ショシャナは、親戚の叔父夫婦が営んでいた映画館を引き継ぐ。
名前をエマニュエルという別人に成りすましていた。

 

ショシャナに一目惚れし恋心を抱くドイツ兵フレデリックは、彼が活躍した記録映画をゲッベルス宣伝大臣にショシャナに引き合わせる。

 

ショシャナの劇場を使って、映画のプレミア上映会をしたい旨を提案する。
丁度その時、彼女の家族を皆殺しにしたランダが現れる。

 

最大のピンチを迎えたショシャなだが、ランダは本当の彼女の正体に気づくことはなかった。
そこで、上映会に集まるドイツ軍の高官達に対し、ニトロセルロースフィルムを使い、劇場ごと焼き尽くすことを思いつく。

 

プレミア上映会の情報はイギリス軍も掴んでいた。
そこで、イギリス軍もショシャナと同じく劇場を爆破する計画を立てる。

 

任命を受けたヒコックス中尉は、ドイツの女優として潜入している女スパイ・ブリジット(ダイアン・クルーガー)の手引きにより、フランスの田舎町にあるバーをドイツ語のできるバスターズのメンバーとともに、ドイツ軍将校に扮して訪れる。

 

しかし、バーには、子供が生まれたドイツ兵を仲間が集まっていた。
ヒコックスの話すドイツ語に疑問を感じたドイツ兵が絡み、仲裁に入ったヘルシュトローム少佐も不審に思う。

 

決め手は飲み物をオーダーする仕草がドイツ人はまずしない仕草であったことから正体を見破られてしまう。

 

覚悟を決めたヒコックスがヘルシュトローム少佐を撃ち、バーは銃撃戦となる。
ブリジットは足に銃弾を撃たれたが、命は助かる。

 

レインは、ブリジットが裏切ったものと思い尋問をするが、ドイツ兵がバーに居たのは偶然であると主張する。

 

そこで、ブリジットが、重大事項を告げる。
なんとプレミア上映会にヒトラーも出席するとのこと。

 

レインの他2名と同盟国であるイタリア人を装い、ブリジットと一緒に上映会に参加することを決める。

 

後にバーを捜索したランダは、片足のハイヒールとブリジットがドイツ兵の息子の誕生祝いにとサインしたナプキンも発見する。

 

プレミア上映会の当日、ドイツ軍及び高官達が劇場に集まる。
警備に当たるランダは、足を怪我したブリジットを見つける。
ランダはブリジットを別室に連れていく。

 

そこで、上着のポケットにバーで見つけたハイヒールをブリジットに出す様に命じる。
ハイヒールを履かせ足に合うことがわかり、ランダはブリジットに飛び掛り、絞め殺す。

 

ランダはさらに、ロビーで待つレインと彼の部下を捉えて連行する。
無線でレインの上官と取引を持ち掛ける。

 

劇場に残るレインの仲間にドイツ軍及び高官の暗殺と引き換えに、恩給を認めアメリカへ亡命させる条件をつけることに成功。

 

一方、劇場では、フレデリックがショシャナのいる映写室に立ち寄り、計画を実行するにあたり追い払う時間がないことからフレデリックの背中を撃つ。

 

うめき声が聞こえたのでフレデリックに近づいたところ、懇親の力を込めて銃を放ちショシャナは息絶える。

 

映画はショシャナの顔が全面に映し出され、観客に対し、メッセージを伝える。

 

これを合図に、ショシャナの映写技師マルセルが、劇場の出口に鍵をかけ、逃げられないようにし、スクリーン背後に積んだニトロセルロースフィルムに火を放つ。
最後は仕掛けた爆弾と火災で全員が死ぬ。

 

予告動画はこちらになります。

『イングロリアス・バスターズ』感想①:言葉の壁

英語以外にドイツ語、フランス語と交わされ、映画全体に大きなカギとなるのが『言葉の壁』です。
例えば、冒頭の酪農家の家にユダヤ人を匿っているか探りに来たシーン。

 

ニタニタ笑いをするランダに酪農家の主人と言語の違いを使った会話劇。
床下に人が潜んでいることを当て、主人を涙目にさせ、緊張が一気に加速。

 

ボルテージがマックスに到達した時、大きな銃声。
この時点で、もう圧倒された。

 

これが、英語だとこのような緊迫とした場面を描くことは出来ない。
これまで、戦争映画など多国語が混在する場合、便宜上すべて英語でしゃべっているケースが多かった。

 

『大脱走』なんかはドイツ兵が英語を話していたけど、当時のハリウッドにドイツ語を話せる俳優が見当たらないということがよく分かります。
リアリティということで考えると多少インパクトに欠ける。

 

トム・ハンクスが主演した『プライベート・ライアン』なんかはドイツ兵がドイツ語を話していたと記憶していますが、それほどセリフ自体が多くなかった。

 

『イングロリアス・バスターズ』は、設定が史実とかけ離れているが、言語に関してはすごく気を使っている。

 

しかし、セリフに関しては母国で話しているので、吹替えで視聴しても字幕を読まなきゃいけない映画となっている。

 

後、もうひとつ忘れてはならなのがブリジットと落ち合う地下のバーのシーン。
ブリジットとヒコックスがドイツ語で会話をしていて、イントネーションがおかしいとドイツ兵に不審に思われてしまうところです。

 

ドイツ語が話せることでドイツ兵に扮することに失敗する点が、あえて単純化させなかったことで、
この映画の質が向上したと感じます。
多国語を自在に操るクリストフ・ヴァルツやメラニー・ロランの知性には脱帽。

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『イングロリアス・バスターズ』感想②:クリストフ・ヴァルツ

主役は、ブラット・ピット演じるレインですが、『イングロリアス・バスターズ』の本当の主役は間違いなく、ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツ。

 

友好的な態度から油断を見せて、相手を徐々に追い込み人間心理をついた質問攻めは
鬼気迫るものを感じ圧倒させる。

 

的確に嫌らしく的を射てくる質問は、自分に置き換えて考えると絶対に関わりたくない人。
その怪演は作品を支えています。
彼がランダ大佐役で助演男優賞を受賞したのも頷けます。


出典:https://www.oricon.co.jp/news/70142/photo/4/

まとめ

戦争映画なので、敵に対する仕打ちが非情であり、そして残酷です。
家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ。

 

ドイツ首脳部が集まった映画館で作戦は成功しますが、ショシャナにおいては哀しい結末を迎えるストーリーであります。

 

全体的に風刺のきいたブラックユーモアといえるのかもしれませんが、ストーリーも駆け引きの兼ね合いが最後までスリルがあり、非常に良かったですね。

 

今まで鑑賞した中で類を見ない展開で、実に見事な作品です。
ぜひ、おススメします。

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