映画『スタンド・バイ・ミー』感想をご紹介します




ネタバレも含むのでご注意ください!!

初めて鑑賞した時から、歳を重ねたけど、今観てもいいですよね。

時代を問わず、男性であれば間違いなく胸がキュンとなる友情物語。

アメリカでは、中学校から「進学コース」と「職業訓練コース」に分かれ、日本に置き換えると中学校卒業と同時に進路が分かれることから小学生よりもむしろ中学時代を想定しながら『スタンド・バイ・ミー』私はを観ている。

自分と照らし合わせてみても環境が変れば、新しい友達ができ、ケンカしたわけでもないけど、次第に疎遠になる。

この部分は誰もが経験することなので感情移入できるはず。

もう二度と戻ることができないあの時代。

この作品は「時の流れ」をものすごく意識させられる。

そんな『スタンド・バイ・ミー』のあらすじと感想を紹介します。

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『スタンド・バイ・ミー』あらすじ

主人公ゴーディは、友人で弁護士になったクリスが刺殺された新聞記事を読み、かつての少年時代を回想するところから物語は始まります。

アメリカオレゴン州の田舎町が舞台。

ゴーディは、クリス、テディ、バーンと共にいつも一緒に遊んでいる。

秘密基地さながらの木の上に作った小屋に集合しては、トランプや、たばこを吹かすなどに講じていた。

ある日、バーンは、行方不明になっている少年が、30キロ近く離れた森の奥で列車に跳ねられ死体となっている話をクリス達に話す。

自分たちが先に死体を見つけることができれば英雄になることができる。

早速、4人は死体探しの冒険に出る。

道中、些細なことで小競り合いが生じるが、死体を見つけることができる。

ちょうどその時、クリスの兄エースも仲間を引き連れて、死体を見つけに現れた。

死体を渡せとゴーディたちに迫る。

クリスは毅然とした態度をとり、エースに刃向う。

怒ったエースはナイフを振りかざし襲う瞬間、ゴーディはクリスが親から盗んだピストルを発砲し、威嚇したところ退散。

4人の冒険は終わる。

その後、テディとバーンとは疎遠になる。

少年時代のような友達は二度と出来るものではないと思い返すのであった。

ベン・E. キングの名曲です。↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

『スタンド・バイ・ミー』感想①:子供の視点

生まれて初めて町を離れる彼らを待ち受けるのは、厳しい現実。

風景はあくまでも美しく、懐かしい光が満ちている。

少年期に体験する様々な通過儀礼が、みずみずしく描かれている。

皆それぞれに悩みはあっても、友達と馬鹿やったり、くだらない話で盛り上がったり、他愛ないことを4人の少年たちの自然な演技が秀逸。

道中、バーン゙とテディはテレビの話で盛り上がっている中で、クリスとゴーディは自分たちの進路について会話をしている対比がとても面白い。

早く大きくなりたい一方で、「大人」になることが怖かったあの頃。

私には、クリスのような素晴らしい親友がいたわけでも、ハラハラドキドキの冒険を経験したわけでもない。

それでも少年時代は輝いていた。

かつて少年だった全ての男たちの心の故郷が、ここにある。

それは、監督のロブ・ライナーが、子供の視点へのこだわりがあるからと感じる。

出典:http://www.cinemacafe.net/article/2014/02/06/21691.html

『スタンド・バイ・ミー』感想②:喫煙シーン

今見ると未成年者の喫煙シーンはテレビではもちろんのこと、映画でもまず考えられないですよね。

2箇所喫煙シーンが有り、まず冒頭からトランプをやりながらクリスとテディが吹かしています。

もうひとつは、冒険の途中、焚火を囲んで食後の一服。

少年たちの喫煙シーンに初見の人は驚くと思う。

これは、男性であれば経験したであろう少年たちが大人を気取って背伸びしている微笑ましいシーンでもあります。

昨今の嫌煙が叫ばれる世の中からすると、眉をしかめたくなるシーンであることは間違いないですね。

ニュースで知りましたが、某ファミリーレストランを運営している会社では、社内の全面喫煙を禁止と通勤途中でも社員に喫煙を禁止したことから、たばこを吸うことの捉え方が当時と大きく変化したことがわかります。

そう考えてみると『スタンド・バイ・ミー』を地上波で放送することは極めて難しいと考えられる。

かつては、石原裕次郎は歩き煙草をしながら街を闊歩していましたし、松田優作はドラマの中でだいたい煙草を吸っていました。

しかもだいたいカッコつけて。

映画やドラマも自主規制なのか煙草を吸うシーンは少なくなった気がする。

確かに子供たちへの悪影響はないとはいえない。

だけど、このような素晴らしい作品を見る機会が失ってしまうのは何とも勿体ない。

昔は、喫煙が社会的に否定されることなく、ファッションとして存在していた。

その影響で私もたばこを覚えたので、何とも言えませんが……

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『スタンド・バイ・ミー』感想③:リアル感

4人の家庭環境は決して幸福なものではない。

お話を作ることが得意なゴーディは、フットボールの花形選手で優しかった兄が死んでしまったショックで、自分に興味を示さない父親の冷淡さに悩んでいる。

リーダーのクリスは家庭環境に恵まれず、不良の兄がいることもあり、周囲から偏見にさらされて傷ついている。

軍人に憧れるテディはかつてノルマンディーの勇士で今は心が病んでいる父への愛憎に苦しんでいる。

お調子者のバーンの家庭も決して理想的ではない状況。

抵抗できない子供は、大人からの理不尽な扱いに耐えなくてはいけなかった。

だから彼等には「秘密基地」というオアシスが必要だった。

「誰も自分を知らない町にいきたい」とクリスが泣いた理由。

「優しかった兄の代わりに自分が死ねばよかった」と自分を責めるコーディの葛藤。

子供の心は純真で、少しの傷でも大きく響いてしまう。

とても繊細で、彼らの涙を見て、自分もかつて、「そうだったな」と感慨深い思いになります。

そして、これが成長するっていう意味なのかと実感。

『スタンド・バイ・ミー』感想④:友情

私が子供の頃、先生や両親がよく言っていたものです。

「大人になったら、学校の時の様な友達は出来ないよ」

その時は意味が呑み込めなかった。

しかし、大人になり、その意味を理解した。

大人になってからでも気が合う仲間との出会いは確かにある。

そこから友達となって親交を深める人だって出来る。

しかし、何かがやっぱり違う。

それはきっと、大人の損得の駆け引きの延長線上にはない、純粋さにあると思う。

『スタンド・バイ・ミー』感想⑤:リバー・フェニックス

『スタンドバイミー』が今も多くの人に愛される理由のひとつにやはり、クリスを演じたリバー・フェニックスの存在が大きい。

クリスとゴーディが別れるシーンは、何度観ても泣いてしまう。

クリスが『ぼくは一生この町にいるのかな』に対し、ゴーディは『何だってできるさ』と答え『そうさ』とクリスが笑って握手し、ゴーディに手を振り、やがて姿が消えてしまう場面は、現実と比べてしまう。

リバー・フェニックスは、クリスではない。

だけど、失ってしまったその存在の大きさは、『スタンド・バイ・ミー』観る度に思い出させ、強烈な印象を与えている。

まとめ

『スタンド・バイ・ミー』は今でも個人的に好きな作品。

興味本位から鑑賞した人の感想で多いのが「どこがそんなにすごいの?」、「たいした事のない映画」という意見もすごくわかる。

確かに、大きな起伏もなく淡々と話は進み、号泣する作品ではないです。

なぜ、これほどまでに惹きつけられるのか。

それは、ノスタルジックを呼び起こすと同時に歳を重ね純粋さを忘れた自分が、何とも割り切れない感情に襲われるから。

現実に直面し変容していく様は、旅の終わりの結末として胸に迫る。

大人になることの残酷さが痛いほどわかる。

その後の少年たちの人生を伝えることで、作品に深みをもたらしています。

『スタンド・バイ・ミー』が観れる動画配信サービス

動画配信サービスには興味があるんだけど、どれも似通っていて区別がつかない。

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他にもやることがあることから、どうしても後回しになってしまう。

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